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県の取組

医薬品ボトル回収・再資源化実証事業について

「プラスチック資源循環促進法」(以下「プラ新法」。)が本年4月に施行され、プラスチックの使用の削減・合理化や再資源化などの資源循環に向けた取組が求められています。

こうした取組を推進するため、全国に先駆けて、県と(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センターは、(公社)福岡県薬剤師会と協同して、薬局で使用後に廃棄されている医薬品ボトルを回収し、再資源化する実証事業に令和4年度から取り組んでいます。

医薬品ボトルは、薬局や病院で高齢者用の錠剤の一包化に伴い使用量が増加しています。使用済のボトルは、良質なプラスチックが使用されており、汚れも少なく再資源化に適していますが、回収ルートがないこと、ラベルが付着していることなどから、現状では焼却処理されています。

本実証事業を通じて、全国に先駆けて医薬品ボトルの新たな資源循環の仕組みを構築していきます。​

使用済医薬品ボトル

実証事業の概要

実施内容

(公社)福岡県薬剤師会と協同して、5つの地区薬剤師会の会員薬局で使用済医薬品ボトルの回収を実施しています。

実証スキーム

実証事業では、回収した医薬品ボトルを、プラスチック再生事業者で溶解・ペレット化し、最終的に薬局で使用する製品への再生を目指す取り組みを進め、全国に先駆けて新たな資源循環の仕組みを構築していきます。

※令和5年10月から、医薬品卸売業者と連携し、既存の物流ルートを活用した回収を実施しています