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県の取組

クリーニングの衣類用カバー回収・再資源化実証事業について

「プラスチック資源循環促進法」(以下「プラ新法」。)が本年4月に施行され、プラスチックの使用の削減・合理化や再資源化などの資源循環に向けた取組が求められています。

こうした取組を推進するため、県と(公財)福岡県リサイクル総合研究事業化センターは、使い捨てにされているクリーニングの衣類用カバーに着目し、その回収・再資源化に関する実証事業を令和4年度から実施しています。

クリーニングの衣類用カバーは、プラ新法において排出抑制が求められる特定プラスチック使用製品※の一つに指定されています。クリーニング事業者は、これまでにもカバーの厚みを薄くするなどの取組を行ってきましたが、衣類の保護や汚れ防止といった衛生・品質保持の観点から、使用そのものを止めることは困難であるため、それに代わる取組が求められます。

本実証を通じて、全国に先駆けて衣類用カバーの新たな資源循環の仕組みを構築していきます。

※ プラスチック製のフォーク、スプーン、ナイフ、マドラー、ストロー、ヘアブラシ、くし、かみそり、シャワーキャップ、歯ブラシ、ハンガー、衣類用のカバーの12品目が指定

衣類用カバー

実証事業の概要

実施内容

福岡県クリーニング生活衛生同業組合と協同して、組合員であるクリーニングチェーンのハニー東京、そらいろクリーニングファクトリーの計14店舗において、令和4年7月21日から店頭での回収を実施しています。

実証スキーム

今後、回収状況を踏まえながら、回収量を増やす工夫や異物の付着を防止するための方法を検討していきます。そのうえで、回収したカバーについては、プラスチック再生事業者で溶解・ペレット化し、最終的にはもとの衣類用カバーへの再生を目指す取組を進め、全国に先駆けて新たな資源循環の仕組みを構築していきます。​