ふくおかプラごみ削減応援サイト

ブルーサイゴン(Blue Saigon)

福岡県北九州市小倉南区北方4丁目1-13

目指すのは地球にやさしいテイクアウト!~テイクアウト容器を紙素材に切り替えて、プラごみ削減~

北九州市立大学のそばにある「ブルーサイゴン(Blue Saigon)」さんは、バインミー(ベトナムのサンドイッチ)とタピオカの専門店です。人気のバインミーはテイクアウトも多く、2年前から紙製のテイクアウト容器へ切り替えています。オーナーの桑野さんに、切り替えたきっかけや、お客様の反応などについてお話を伺いました。

まず、Blue Saigonさんのご紹介からお願いします。

バインミーとタピオカのお店「Blue Saigon」
北九州市立大学の近くにあります。
ボリュームたっぷりのバインミーと種類豊富なドリンクが人気のお店です。
オープンしたのはコロナ禍前の2019年です。オープンしてまもなくタピオカブームが到来し初年度はとても忙しい日々でした。お店の看板メニューは、特注のソフトフランスパンに具材をたっぷり挟んだバインミーで、ボリューム満点です。学生さんや、北九州市立大学の方々、地域の方々、たくさんのお客様に親しまれています。
私は北九州市出身で、20代の頃にカナダへ留学して10年ほどバンクーバーで暮らしていました。
カナダは移民の国と言われ、さまざまな国の料理を楽しむことができました。
その中でも印象に残ったのが、ベトナムのサンドイッチ「バインミー」とタピオカドリンクでした。
日本に帰国したとき、北九州にはバインミーやタピオカのお店がまだ少なく、「それなら自分でやってみよう」と思ったことが、Blue Saigonを始めたきっかけです。

プラスチック代替品に切り替えたきっかけを教えてください。

コロナ禍以降にテイクアウトが増えて、テイクアウト容器をたくさん使うようになりました。それまでのテイクアウト容器も、できればエコなものをとバイオプラスチック(※)容器を使っていましたが、値段が高くて…。容器代はお客様からいただいていないので、数が増えると負担が大きくなってしまいます。もっと安くていい容器はないか探してみたものの、バインミー自体がちょっと大きい上に、バインミーとサイドメニュー2品が付いたセットメニューが人気で、テイクアウトとなるとなかなか入る容器が見つかりませんでした。


(※)バイオプラスチックとは、植物などの再生可能な有機資源(バイオマス)を原料として作られたプラスチック素材です。プラスチック代替品については、下記をご覧ください。
福岡県プラスチック代替品紹介パンフレット(PDFが開きます)

そんな時です。たまたまWebサイトで、福岡県のテイクアウト容器の補助金(※)があることを知りました。それで、エコ容器でいいものがあればといろいろ探していたら、バインミーにぴったりな紙の容器が見つかったんです。補助金も受けられるということで、2年ほど前にテイクアウト容器は現在の紙のものへ切り替えました。サイズ的にもちょうどよくて、コスト面も抑えられます。しかも地球環境にも優しいので、切り替えて良かったと思っています。補助金は、本当にありがたかったですね。


(※)「福岡県テイクアウト容器等に係るプラスチック代替品切替支援補助金」。飲食店等を対象に、コロナ禍において増加している使い捨てプラスチックのテイクアウト容器やスプーン等を紙、バイオプラスチック等のプラスチック代替品に切り替える際の経費の一部を県が補助を行う事業です。事業は令和6年度で終了しました。

お客様の反応はいかがですか?

紙の容器は見た目もおしゃれで、お客様からの反応も良いです。
購入された方が、誰かに差し上げる際にちょっとしたメッセージを書くこともできます。
当店ではフードデリバリーサービスも活用していて、こちらは以前から紙バックを使っています。デリバリーだとお互いの顔が見えないということもあって、紙袋に感謝の気持ちを伝えるメッセージを書いたりしています。
また、バインミーにはいくつかの種類があるため、テイクアウトの際は容器に中身を書いています。プラスチック容器よりも紙の容器の方が書きやすいので、その点でも使いやすいと感じています。紙の容器はおしゃれなだけでなく、とても実用的です。

そのほか、環境に配慮した取り組みはありますか?

バインミーは日替わりセットやポテトフライセットなど、組み合わせを工夫することで、食べきりやすいメニューになっています。
帰られる際のお皿を見ると、きれいに食べていただいていることが多く、とても嬉しいです。
また食べ残しがあった場合には、持ち帰り用の容器をお渡しするなど、食品ロスを減らす取り組みも行っています。
紙のテイクアウト容器に切り替えた頃に、自家用ですが、コンポストも始めました。
調理でどうしても出てしまう食材の切れ端は堆肥にし、自宅で育てているブルーベリーの肥料として活用しています。
ごみも減るし、ブルーベリーが甘く育ってくれたら嬉しいです。

最後に、今後の目標をお聞かせください。

タピオカは紙コップだと中身が見えず、サイズの問題もあって、今はまだプラスチック容器を使っています。また、アサイーボウルも紙の容器は時間が経つと漏れてしまうので、今はまだプラスチック容器です。バインミー以外のテイクアウト容器も、今後はプラスチック代替容器に切り替えていきたいと考えています。みんながプラスチック代替品を選択するようになって、価格がもっと安くなればうれしいですね。
小さなことしかできないかもしれませんが、これからもプラスチックごみ削減に少しでも貢献できたらと考えています。子どもたちや次の世代のためにも、家庭でのごみの分別など、今のうちから一人一人ができることに取り組んでいくことが大切だと思います。

会社・店舗情報

北九州市小倉南区、北九州市立大学近くに店を構える「ブルーサイゴン(Blue Saigon)」は、バインミーとタピオカを提供する専門店。オーナーの桑野さんがカナダ・バンクーバーへの留学中に親しんだバインミーの味を地元北九州でも広めたいとの思いから、2019年に開店しました。コロナ禍以降のテイクアウト需要の増加を受け、約2年前からバインミー用の容器をプラスチックから紙素材へ切り替え、プラスチックごみの削減を推進しています。さらに、生ごみをコンポストで堆肥化するなど日常的なごみ削減や分別にも取り組み、身近な実践を通して環境負荷の低減に努めています。

ブルーサイゴン(Blue Saigon)