ふくおかプラごみ削減応援サイト

カフェスタンド10.8

久留米市通町107-13

オリジナルのテイクアウト用紙容器でプラごみ削減とブランディング

西鉄久留米駅から徒歩8分ほどのところにあるパンケーキのお店「カフェスタンド10.8」さん。こちらでは、ミルクリームパンケーキなど自慢のパンケーキのテイクアウト用容器を紙製のものへ、テイクアウト用カトラリーを木製のものへと切り替えています。切り替えたきっかけやお客様の反応などを、オーナーの内野さんに伺いました。

まず、カフェスタンド10.8さんについて教えてください。

オープンしたのは2022年1月です。例えば忙しい主婦の方や、小さなお子様連れのご家族でも、ちょっと贅沢した気分が味わえるようなお店というのがコンセプトです。美味しいパンケーキやスイーツ、それに合うドリンクなどを通して日常の中に「プチ贅沢」をお届けすることで、お客様の笑顔をたくさん作れるお店を目指しています。

プラスチック代替品に切り替えたきっかけは?

オープン当初からプラスチックの容器を使用していましたが、SDGsへの取り組みをしたいと考えていました。また、お客様にお店のコンセプトでもある「プチ贅沢」を容器からも感じていただくため、テイクアウト用の容器をオリジナルのものに変えたいと思っていました。

そんなとき、ちょうどいいタイミングで、取引業者さんから福岡県の「プラスチック代替品切替支援補助金」のことを教えていただきました。それが、プラスチック代替品に切り替えるきっかけとなりました。

どれくらい切り替えましたか?

テイクアウト用の容器を紙製にし、スプーン・フォークなどを木製にしました。現時点で切り替えたのは大体8割ほどで、残る2割は冷たいドリンクなどを入れるコップです。こちらはまだプラスチックの容器を使っていますが、いずれはすべてプラスチック代替品に切り替えたいと考えています。

オリジナルの紙容器を作る際に、こだわったことは?

一枚一枚丁寧に焼き上げたパンケーキはもちふわ食感が特長なので、つぶれたり崩れたりしないように容器の寸法は何度かやり直しました。

あとは「プチ贅沢」をしっかりお届けできるように、色やデザインにもこだわりました。コストは上がりましたが、オリジナルのサイズでつくれることや容器がかわいくなったことで、お店のブランディングができたと思っています。

お客様やスタッフの皆さん反応はいかがですか?

老若男女問わず多くのお客様に利用していただいていますが「環境に配慮していていいですね」とお声がけいただくこともあります。オープン当初から利用いただいているお客様からは、「崩れる心配がないから持ち帰りやすい!」と喜ばれています。

スタッフからも好評です。オリジナルサイズの容器にしたことで、パンケーキに合わせた高さになり、お持ち帰り用にお包みする際に崩れる心配がなくなりました。それに、なんといっても見た目がかわいいので、気分も上がるようです。

プラスチック代替品に切り替えたメリットは?

既製のプラスチック容器だと、持ち帰りの際にパンケーキがつぶれてしまう、崩れてしまうという問題が発生していましたが、紙製のオリジナル容器に切り替えたことでそのような心配がなくなりました。また、お客様からも環境に配慮しているお店という認識を持っていただくことができ、スタッフの意識も高めることができています。

今後はもっとたくさんの方に「プチ贅沢」を楽しんでいただきたいと思っていて、直接運営する店舗はもちろん、お店の看板をあずけられる方にお任せするなどして広げていけたら、と考えています。お客様が笑顔になれるパンケーキのお店として、多くの方に愛されるよう、これからもがんばります。環境に配慮した容器についても、デザインなどをいろいろ変えながら使っていきたいです。


プラスチック代替品とは?

プラスチック代替品とは、石油由来プラスチックに代わる環境にやさしい製品の総称です。
福岡県では、プラごみの削減と環境負荷の軽減を目指し、環境にやさしいプラスチック代替品の適切な利用促進に取り組んでいます。

一部容器には、プラスチック代替品であることが一目でわかるシールを貼っています!


会社・店舗情報

2022年1月にオープンしたパンケーキ専門店。老若男女問わず幅広い世代に愛される、ふわふわぷるぷるのパンケーキは季節のフルーツを使用したものなど種類豊富。注文を受けてからじっくりと焼き上げるため、出来立ても楽しめる。イートインも可能。

カフェスタンド10.8