ふくおかプラごみ削減応援サイト

株式会社ファーストパック

福岡県三潴郡大木町横溝506-1

地球にやさしい植物由来のフィルム「FPEL_BIO&FRESH」を開発

「株式会社ファーストパック」さんは、花用の袋を作っている会社です。花の鮮度を保持する機能をもつ植物由来のフィルムを使ったブランド商品を開発し、プラスチックごみ削減に加え店頭での花の廃棄量削減にも貢献しています。

同社の取り組みを、執行役員の魚住大輔さんに伺いました。

まず、ファーストパックさんについて教えてください。

私どもは、花用袋のプロフェッショナルです。ただ単に花用袋を作っているわけではなくて、「届ける力になろう。もっと笑顔を咲かそう。」という事業ミッションを掲げ、さまざまな製品を企画・製造・販売しています。中でも機能性フィルムを使った花用袋「FPEL」は、産地から市場、お店、最後は消費者の方のお宅まで鮮度保持、つまり“お花をいきいき”させる機能を持った、自社開発のブランド商品です。より長く美しい花を楽しんでいただくと同時に、店頭での花の廃棄量低減にも貢献しています。

プラスチックごみ削減の内容は?

通常、花や野菜、お菓子などの袋はポリプロピレンという石油由来のフィルムを使っていますが、石油資源はやがて枯渇します。そこで私どもは、「FPEL」の鮮度保持機能に加え、地球にやさしい100%植物由来のフィルムを使用した「FPEL_BIO&FRESH」を開発し、2022年3月より販売を開始しました。

この商品の特徴は、石油由来ではなく植物由来のバイオマスプラスチックを使用しているため、カーボンニュートラル(二酸化炭素の放出と吸収が相殺されている状態)であることです。CO2排出量を削減し地球温暖化抑制に寄与するとともに、化石資源の使用量削減にも寄与します。

今回の取り組みを始めたきっかけは?

花卉(かき)業界の環境施策が遅れているという現状への危機感がありました。これは花卉業界に限ったことではないかもしれませんが、石油由来のプラスチックを扱っている当社が、将来の地球環境のために何かをやるべきと感じたことが始まりです。

取り組みの効果はありましたか?

東京建物株式会社様の賛同を得て、東京建物様主催の切花の無料配布イベント「Meet With Flowers(2022年3月18日~4月10日)で、当社の「FPEL_BIO&FRESH」が花袋として採用されました。

これは「FPEL_BIO&FRESH」最初の企画であり、改めて「花」「暮らし」「サステナブル」について、花卉業界に携わる一企業としての使命感を感じました。23年度の同イベントにおいても、引き続き「FPEL_BIO&FRESH」が採用されました。

また、当社の親会社(ベルグループ)のある名古屋の同友会が22年11月に行った「こどもおしごと体験イベント」では、FPEL_BIO&FRESHを使って、小学生に花袋づくりを体験してもらいました。この体験を通して小学生はSDGsを身近に感じ取ってくれたようです。さらに、社員の環境意識の高まりも効果として挙げられます。

お客様の反応はいかがですか?

「環境にやさしい花袋」という点を評価いただき、新規事業のコンセプトに合致したということで、静岡の企業様に導入いただきました。ほかにも、「SDGsの取り組みとして導入しない理由はない」「環境への取り組みを継続して行うことが大切」といった賛同の声をいただいています。

また、前述の東京建物様主催の「Meet With Flowers」では、八重洲、日本橋、京橋エリアで無料配布したお花を手にした皆さんの笑顔を咲かせることができました。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

世界各国同様に男性が女性にお花を贈るフラワーバレンタインの普及や、子どもたちへの花育などを通して、花卉業界の活性化に貢献できればと考えています。また、「FPEL_BIO&FRESH」の認知度をもっと高めつつ、エコ商品のラインナップを増やしていく予定です。

それから、これはスタートしたばかりですが、売り上げの一部を募金する「緑の募金」への寄付という活動を通じて、共感者を増やし、お花と緑に関するエシカル消費意識を後押しするとともに、地球温暖化防止にも貢献していきたいですね。

会社・店舗情報

株式会社ファーストパックは、花用の袋を作っている会社です。 花の鮮度を保持する機能をもつ植物由来のフィルムを使ったブランド商品を開発し、プラスチックごみ削減に加え店頭での花の廃棄量削減にも貢献しています。お花をいきいきさせ、広めていくことで美しい心を「届ける力」になりたい。そして、笑顔が次々と咲いていく世の中をめざしています。

株式会社ファーストパック